何でもいいからミッションを与えることが大切という話。 ~新橋心療内科コラム

バージニア大学の心理学者ティモシー・ウィルソンらは、参加者に
「かなり痛い電気ショック」
を体験させました。
当然ですが、当然、誰もが
「こんなのもうイヤだ!」
と思います。
しかしその後、彼らを携帯電話も本もない、何もない部屋に1人きりにさせ、
「15分間、ただ静かに物思いにふけってください」
と伝えました。
そして同時に「自分に電気ショックを与えるボタン」を置き、
「押したければ押してもいい」
と伝えました。
すると。
男性の2/3、女性の1/4近くが、自分からその電気ショックのボタンを押したのです。
すなわち人間にとって
「何の刺激もない時間」
ほど苦痛なものはない、ということ。
それならば、電気ショックの方がまだマシ、と考えてしまうわけです。
これこそが、人間がスマホやSNSをエンドレスに見てしまう理由です。
何もしていない、のに耐えられないからこそ、ついつい見てしまう。
ここにはもう意志の力は無関係です。
よってこれを変えたい、と思うのなら、自分に積極的なミッションを与えること。
「今から10分でこの本を見る!」
「この五分で腕立てをする!」
など、何でもいいので、自分にミッションを与えてみてください。
それこそが、気持ちを変えていく一番の方法です。



