「心配だから手を出す」は過保護? 子どもの自立を支える“手の離し方”

こんにちは、
ゆうメンタルクリニック医師の森しほです!
さて、子育て中の方から
よく寄せられるご相談で、
「どこから過保護なんでしょうか」
というものがあります。
「失敗から学ぶことが大切」
と頭では分かっていても、
子どもが一人で何かに挑戦しようとすると、
「もし何かあったら」と心配になる。
これは、とても自然な親心です。
特に、発達障害の傾向があるお子さんでは、
新しい環境や予定の変更が苦手だったり、
予想外の出来事への対応に
時間がかかったりすることがあります。
そのため保護者の方は、
「まだ一人では難しいのでは」
「失敗したら本人が傷つくのでは」
と考え、つい先回りして
手助けしたくなることがあります。
ここで大切にしたいのが、
「安全を守ること」と
「自分で経験する機会」を
両立させることです。
最初からすべてを
一人で任せる必要はありません。
たとえば、新しい場所へ行くなら、
まず一緒に行ってみる。
次に片道だけ一人で挑戦する。
その次は少し離れた場所から見守る。
そして、できるようになったら
少しずつサポートを減らしていく。
こうした「スモールステップ」は、
子どもの自己効力感、
つまり「自分ならできる」という感覚を
育てることにつながります。
また、発達特性のあるお子さんには
「見える化」も有効です。
地図に道順を書いたり、写真を撮ったり、
時刻表に印をつけたりすることで、
「何が起こるか分からない」
という不安を減らすことができます。
そして、もう一つ大切なのが、
「失敗したときの対処法」を
あらかじめ練習しておくことです。
「間違えないようにする」だけではなく、
「分からなかったら誰に聞く?」
「困ったらどこへ行く?」
「家族にはどう連絡する?」
というところまで考えておく。
目標を「失敗しないこと」から
「失敗しても立て直せること」に変えると、
親子ともに挑戦しやすくなります。
「過保護になっているのでは」
と悩む方もいますが、心配して見守ったり、
困ったときに助けたりすること自体が
問題なのではありません。
むしろ注意したいのは、
本人ができることまで
親が先回りして決めてしまい、
本人が挑戦する機会を奪ってしまう
「過干渉」です。
大切なのは、手を離すか、
手を出すかの二択ではありません。
「必要なときには支える。でも、できるところは本人に任せる。」
そのバランスを、子どもの成長に合わせて
少しずつ変えていくことです。
小さな失敗は、必ずしも
避けるべきものではありません。
「自分で聞けたね」
「困ったけど最後までできたね」
「挑戦してみたね」
そんなふうに結果だけでなく、
挑戦した過程を認めてもらう経験が、
次の一歩につながります。
親が少しずつ手を離し、
子どもが少しずつ自分の力で歩いていく。
その積み重ねこそが、
将来の自立を支える力に
なっていくのだと思います。
取材実績(一部抜粋)
【雑誌】マガジンハウス「Tarzan」
【雑誌】株式会社プレジデント社「PRESIDENT WOMAN」
【TV】フジテレビ『バイキング』
【TV】TBS『ビビット』
【YouTube】『ぶーちゃんねる-歌舞伎町リアル-』(
【病院】歩き辛いくらいアトピーがひどいので皮膚科に行ってきました。
)
【YouTube】『かずのすけ』(
敏感肌でもできる【痛くない医療脱毛】はあるの?お肌に優しい脱毛を受け続けたら5年前より若返った30歳男子の『顔脱毛』体験レポ
)
【Web記事】LITALICO発達ナビ
【Web記事】LITALICO仕事ナビ
【Web記事】Medicalook
他多数
森しほへの取材依頼はこちら




