薬の名前には意味がある?不眠症やメンタルのお薬の名前の由来を医師が紹介

こんにちは!ゆうメンタルクリニック医師の森しほです。

今日は、「お薬の名前の由来」についてご紹介します。

新橋で心療内科や精神科を探している方の中には、

 「最近眠れない」
「仕事のストレスで気持ちが落ち込む」
「夜になると不安になる」
「眠っても疲れが取れない」

など、メンタルや睡眠のお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。

実は、普段処方されるお薬の商品名には、意外と素敵な意味が込められているものがあります。

今回は、不眠症などの睡眠のお薬や、心療内科・精神科でよく名前を聞くお薬を中心に、その由来を見ていきましょう。

レンドルミン――「眠りにつく」

まずは睡眠薬の「レンドルミン」。

フランス語の「l’endormir」に由来し、「眠りにつく」「眠らせる」という意味があります。

名前そのものが「眠る」なんですね。

とてもシンプルですが、なんだかおしゃれです。

不眠症でなかなか眠れない方にとって、「眠りにつく」というのは当たり前のようで、とても大切なこと。

商品名に込められた意味を知ると、少し身近に感じられるかもしれません。

ハルシオン――波を静める鳥

「ハルシオン」という名前は、古代ギリシャの伝説に登場する鳥「Halcyon」に由来します。

Halcyonには、風や波を静め、海を穏やかにするという伝説があります。

荒れていた海が静かになるように、

心も静かになって、眠りにつく。

なんとも詩的な名前ですよね。

「ハルシオン」という言葉そのものにも、穏やかで平和なイメージがあります。

マイスリー――「私の眠り」

「マイスリー」は、英語の「MY SLEEP」をイメージした名前。

つまり、「私の眠り」です。

とてもストレートですが、私はけっこう好きな名前です。

「眠らなければ」と頑張るのではなく、自分自身の自然な眠りを取り戻す。

そんなイメージを感じます。

デパス――病的な状態から離れる

心療内科でよく名前を聞く「デパス」。

「De」と「Pas」を組み合わせ、「病的な状態から離れる」という意味が込められています。

不安や緊張などでつらい状態にある方が、そこから少し離れていけるように。

薬の名前にも、そんな願いが感じられます。

ただし、デパスなどの薬は自己判断で増量・減量・中止をするものではありません。

処方されている方は、医師の指示に従って使用してください。

コンサータ――調和

ADHDの治療で使われる「コンサータ」。

英語の「CONCERT」、つまり「協調」や「調和」をイメージした名称とされています。

オーケストラでは、いろいろな楽器がそれぞれの音を出しながら、一つの音楽を作ります。

「それぞれの力をうまく調和させる」というイメージは、ADHDの治療薬の名前としても印象的ですね。

デエビゴ――夜の先にある「明日」

睡眠薬の「デエビゴ」は、

Day
Vigor
Go

を組み合わせた名称です。

「夜はしっかり眠り、翌日は活力をもって活動する」というイメージ。

つまり、ただ「眠る」だけではなく、

眠ったあとの一日まで考えた名前

なんですね。

不眠症の治療では、「何時間眠ったか」だけではなく、日中の眠気や疲労感、生活への影響なども大切です。

ロゼレム――ばら色の眠り

「ロゼレム」は、

Rose + REM

から。

「ばら色のREM睡眠」というイメージです。

お薬の名前なのに、まるで詩の一節のようですよね。

「よく眠って、ばら色の夢を見てください」

そんな願いを感じる、素敵な名前です。

ルネスタ――月と星

「ルネスタ」は、

Luna=月
Star=星

を組み合わせた名称。

夜空を思わせる名前です。

睡眠のお薬には、「夜」「月」「星」「眠り」などを連想させる名前がいくつかあります。

それだけ「穏やかな夜」と「眠り」が、昔から人間にとって大切なものだったのかもしれません。

サイレース――静かな眠りをイメージ

「サイレース」は、「Silent」=静かな、という言葉を連想させる名称です。

静かな夜。

静かな眠り。

こちらも名前を聞くだけで、なんとなく薬のイメージが浮かびます。

リンデロン――こちらは医学的な由来

皮膚科でもよく登場する「リンデロン」。

こちらは少し雰囲気が違って、ドイツ語の「Nebennierenrinde」、つまり「副腎皮質」に由来する名前です。

副腎皮質ホルモンに関係するお薬であることが、名前にも反映されています。

詩的な名前だけではなく、医学的な意味をそのまま込めた商品名もあるんですね。

ザイザルは?

「ザイザル」。

蕁麻疹の患者さんや、花粉症などのアレルギー性鼻炎の患者さんにもよく使われるお薬で、当院でも処方しています。

実はですね、
蕁麻疹って、疲れがたまっていたり、ストレスが重なっているときに悪化することもあるんです。

そんなときに、かゆみがつらくて受診される方も少なくありません。

で、この「ザイザル」。

私、以前、製薬会社さんから商品名の由来について説明を聞いたことがあるんですが、

「XYZ」、
つまりアルファベットの最後の3文字から、

「これがアレルギーに対する最終解だ」

という意味を込めている、と伺いました。

……ザイザル。

なんか、かっこよくないですか?

「アレルギーの最終解」。

「もうあとがない」

ちょっとシティーハンターみたいですよね。

「XYZ」って新宿の掲示板に書くと、
シティーハンターに依頼できるという設定があるのですが、わかる世代にはわかります。

お薬の名前にも、いろいろな願いが込められています

こうして並べてみると、

 「眠りにつく」
「波を静める」
「私の眠り」
「病的な状態から離れる」
「調和」
「明日を元気に過ごす」
「ばら色の夢」
「月と星」

など、単なる商品名に見えて、意外といろいろな意味が込められています。

特に不眠症などで悩んでいると、「薬を飲まないと眠れない」と、少しネガティブに薬を捉えてしまうこともあります。

もちろん、お薬には効果だけでなく副作用や注意点もあります。

一方で、その名前の由来を知ってみると、

「この薬には、こんな願いが込められていたんだ」

と、少し違った角度からお薬を見ることができるかもしれません。

新橋で心療内科・精神科をお探しの方で、不眠症やストレス、不安、気分の落ち込みなどでお悩みでしたら、一人で抱え込まずご相談ください。

「眠れないだけで心療内科に行っていいの?」と思われる方もいらっしゃいますが、不眠は心身の状態を知る大切なサインになることがあります。

ゆうメンタルクリニック新橋院では、不眠症をはじめ、うつ病、不安障害、パニック障害、発達障害など、さまざまなメンタルのお悩みについてご相談いただけます。

 「最近眠れない」
「仕事に行くのがつらい」
「不安な気持ちが続いている」

そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事の著者

森 しほ

ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。
産業医として一般企業のケアも行っている。

◆専門分野: 精神医療 / 皮膚科
◆資格:日本抗加齢医学会専門医 / 産業医 / 公認心理師
◆所属学会:日本皮膚科学会 / 日本抗加齢医学会
◆著書:『発達障害ママの子育てハック(監修) 』飛鳥新社

 

  取材実績(一部抜粋)

【雑誌】マガジンハウス「Tarzan」
【雑誌】株式会社プレジデント社「PRESIDENT WOMAN」
【TV】フジテレビ『バイキング』
【TV】TBS『ビビット』
【YouTube】『ぶーちゃんねる-歌舞伎町リアル-』( 【病院】歩き辛いくらいアトピーがひどいので皮膚科に行ってきました。
【YouTube】『かずのすけ』( 敏感肌でもできる【痛くない医療脱毛】はあるの?お肌に優しい脱毛を受け続けたら5年前より若返った30歳男子の『顔脱毛』体験レポ
【Web記事】LITALICO発達ナビ
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