悩んだときは、時間を変えろ、という話。~新橋心療内科コラム

悩んでいるときって、
その問題が世界のすべてのように感じてしまうことがあります。
仕事でミスをしたら、
「もう取り返しがつかない」
誰かとケンカをしたら、
「この関係は終わってしまうかもしれない」
恥ずかしいことをしてしまったら、
「ずっとみんなに覚えられているかも」
でも、そんなときこそ「時間軸」を少し動かして考えてみてください。
たとえば、
「この悩み、1ヶ月後も同じくらい悩んでいるかな?」
と考えてみる。
すると、
「いや、たぶんそのころには普通に生活してそう」
と思えることがあります。
もっと大胆に、
「100年後、この悩みはどうなっているだろう?」
と考えてみるのもいいでしょう。
今日の失敗も、誰かに言われたイヤな一言も、
100年という時間で見れば、ほとんどのことは小さく感じられます。
逆に、未来ではなく「考える時間」をずらす方法もあります。
夜中に突然、
「これからの人生どうしよう……」
と不安になったら、
「これは明日の昼に考えよう」
と決めてしまう。
夜は疲れていますし、そんな状態で人生について考えても、必要以上に悲観的になってしまうことがあります。
悩みそのものをすぐに消すことはできなくても、
「いつの視点から考えるか」
「いつ考えるか」
は変えることができます。
目の前の悩みに飲み込まれそうになったら、少しだけ時間を動かしてみましょう。
「1ヶ月後は?」
「10年後は?」
「これは明日考えてもいいのでは?」
それだけで、今の悩みとの間に少し距離が生まれます。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)



