セルフ推し活のすすめ。~新橋心療内科コラム

好きなアイドルや俳優、キャラクターを応援するときって、
不思議なくらい優しい目で見られるものです。

ちょっと失敗しても、
「そんなところもいい」

頑張っていたら、
「今日も頑張ってて偉い!」

新しいことに挑戦したら、
「すごい!応援したい!」

と思えます。

ところが、その視線を自分自身に向けた途端、
なぜか急に厳しくなります。

仕事を頑張っても、
「これくらい普通」

何かに挑戦しても、
「もっとできる人がいる」

失敗したら、
「やっぱり自分はダメだ」

推しには絶対に言わないようなことを、自分には平気で言ってしまうのです。

だったら一度、自分自身を「推し」だと思ってみるのもいいかもしれません。

たとえば、朝ちゃんと起きて仕事に向かう自分を見て、
「今日も活動してて偉い」

苦手なことに挑戦したら、
「新しいことやってる!頑張ってる!」

疲れて帰ってきたら、
「本日もお疲れさまでした」

と心の中で声をかけてみる。

そして、推し活では「結果」だけを応援するわけではありません。

ライブで成功したから好き。
人気が出たから好き。
何かで一番になったから好き。

それだけではなく、その人が頑張っている姿や、
その人らしさそのものを含めて応援しますよね。

自分に対しても、それくらいの距離感でいいのです。

完璧じゃなくても応援する。

失敗しても見捨てない。

うまくいったら全力で喜ぶ。

ちょっと疲れていたら休ませてあげる。

「自分を好きになろう」と言われると難しく感じる人でも、

「とりあえず自分を推してみよう」

なら、少し気楽にできるかもしれません。

人生で一番長く活動を見届けることになる「推し」は、自分自身です。
せっかくなら、最前列から応援してあげてください。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)